構成の基礎

レイアウトの技術を支えるのは構成力である。構成力とは、バランスをとる力である。

バランスとかムーブメン卜のことを構成の基礎と言う。面を分割する時、どこに分割線を入れるか。分割線を引く場所によって、画の雰囲気が異なったものになる。安定感を出したいのか、ムーブメント(動き)を出したいのか、それはコンセプトによって決まってくる。動きのあるイメ ージは、分割を斜めに行い、それによってレイアウトを進めると表現できる。ムーブメントのある画面になる。

図と地の関係も、注意しなければならない。これには色が持つ効果が大きく影響 してくる。メインに出したいモチーフの背景に派手な色 を入れれば、モチーフの効果は弱まる。自分はそのモチーフを意識しているので、しっかり見えているが、第三者は背景に目が行ってしまうことになる。構成を行う上で、古来より行われてきたのがシンメトリーである。シンメトリーは、まとまりのないものをまとまって見えるようにするための有効な方法である。ただし、シンメトリーというと左右対称のものばかりが有名だが、多くのシンメトリーは、ほとんと使われていない。使われたとしても、模様的なものに限られており、レイアウトに応用されることは少ない。

左右対称、の他に移動(連続)、拡大、回転などがある。左右対称はセンターを中心に両側が閉じになるレイアウト。連続は同じ形のものを繰り返しある線上に展開する。この場合のレイアウトは閉じフォーマットの繰り返しになる。扱うものにそれほど差がない時にボックス (囲みのようなスペース)に入れて展開する。拡大はアイキャッチした部分を基本に、次第に見せるスペースを広げていく。回転は、中心にメインを置き、円形などに写真や情報を入れ、取り囲むようにレイアウトする。