アイキャッチ

毎日折り込まれてくるチラシの量は、多い時に70枚にも及ぶ。もちろん、次の日が連休で、家族が家庭にいる可能性が高い時にそのような枚数になるので、普通の休日前にはこのような枚数にはならない。

普段でも平均20枚以上のチラシが入る。その中で、どのように目に止めてもらうかがデザイナーの腕の見せ所になる。目を止めさせることをアイキャッチと言う。また、その仕掛けをアイキャッチャーと呼んでいる。コピーの場合はキャッチコピーと言う。

アイキャッチするには、造形心理や色彩心理を応用する。そのいくつかを紹介しよう。〈小さいものより大きいものの方が目立つ><寒色系よりも暖色系の方が目立つ><丸いものより星形のものの方が目立つ><横になっているものより 斜 めのものの方が目立つ><ぼけているものより明快なものの方が目立つ><知らない人より知っている人の方が目立つ><普通の顔より笑っている顔の方が目立つ><ソフトな言葉よりも激しい言葉の方が目立つ>< 下より上の方が目立つ〉などである。

これらを検討し、チラシのアイキャッチを決める。これによって高い確率で人の目を止めることができる。どの方法を使うか、どれとどれを組み合わせるかだけである。

しかし、一つ大きな問題がある。そのような方法で、新聞に折り込まれてくる全てのチラシができている時、その状態が普通になってしまうということだ。

例えばアイキャッチャーを大きな文字で、赤が使われていたら、どれも目立たないことになる。この時は赤の反対色(補色)の緑を使うと目立つ。にぎやかなチラシばかりの中で、逆に静かな雰囲気のチラシがあれば、おやっと思い目を止めることになる。つまり、日頃から、チラシの動向をチェックしておくことが大切である。